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鳥コンもコロナで中止。とても危険な競技で過去には障害者になった人も?

人力飛行機で滞空距離や飛行時間を競う毎年恒例の競技会『鳥人間コンテスト2020』が、新型コロナウイルスの感染拡大にともない開催を中止することが14日、発表されました。

楽しみにしていた人も多く、開催中止を残念がる声も多いですが、実はこの競技はとても危険で過去には脳脊髄液減少症という後遺症を患うことになった参加者もいたみたいです。

今回は、鳥人間コンテストの概要と過去に発生した事故について記載します。




鳥人間コンテストとは

鳥人間コンテストとは、讀賣テレビ放送主催による人力飛行機の滞空距離及び飛行時間を競う競技。

1977年に滋賀県近江八幡市の宮ヶ浜水泳場で第1回が開催されて以降、毎年7月に滋賀県彦根市の琵琶湖を舞台に開催され、1980年(第4回)以降は同市内にある松原水泳場を会場としている。その模様は、讀賣テレビ制作・日本テレビ系列で全国ネットの特別番組として放送されている。

参加チームについては、大会の規模が大きくなるにつれて、個人参加から大学のクラブ・サークル単位による参加が主流になっている。学生時代にパイロットやスタッフとして当大会へ参加した社会人が「鳥人間OB」として独自にチームを結成したり、出身校や他チームにノウハウや経験を伝えたりすることも多い。近年の放送では、日本以外の国から参加するチームや、著名人が番組・所属事務所単位で挑戦するチームにも焦点を当てている。

賞金は大会の部門ごとに、優勝チームへ100万円、2位のチームへ30万円、3位のチームへ20万円が贈られます。




2020大会の中止を残念がるネット上(西川貴教)の声

毎年恒例の風物詩となっており、楽しみにしている人も多かったみたいです。

開催場所の滋賀県出身の西川貴教さんもツイッター上で残念がられていました。




鳥コンは危険と隣り合わせ!過去には障害者になった女性も!

2006年大会には東京工業大学のチームの機体が崖に衝突し、パイロットが踵骨の粉砕骨折と顔面裂傷し、その後遺症が残るという大事故が発生。

また2007年パイロットとして参加した女性が滑走中に機体が破損、約10メートルの高さから湖面に落下し、その衝撃の影響と思われる「脳脊髄液減少症※」という後遺症を患うという事故が起きた。

※脳脊髄液が漏れてしまうことが原因で頭痛やめまいや耳鳴りなどの症状が起こる疾患。

またこの事故にあった女性は2013年4月、読売テレビと当時籍を置いていた九州工業大学、人力飛行機を制作したサークルの顧問、リーダーや設計責任者や政策責任者などの幹部学生らを相手取り、4305万8800円の支払いを求める裁判を起こしました。(2019年時点では、訴訟は終っていない模様です)

あの日、鳥人間コンテストに出場しなければと思うと、川畑明菜さんが裁判を起こした気持ちも理解できますが、後日判明した事実に批判が殺到したのです。その事実とは。。。?

8kgもの体重オーバー。。。しかも本番3日前にダイエット失敗を告白。。。

鳥人間コンテストに使用された機体は仲間が2年がかりで製作したものみたいで、この告白を本番3日前に聞かされた仲間の気持ちを考えると、とても残念ですね。

当然、3日間では機体修正は間に合わず、そのまま搭乗したため事故にあってしまいました。




鳥コンは事故が起きても、なぜ打ち切りにならないのか?

そもそも『番組で事故が発生した場合は、番組を打ち切らなければならない』と定める法律はないみたいです。そのため、番組を打ち切るかは各放送局の裁量に委ねられています。

ただし、番組内容によっては刑事責任を追及される場合もあるみたいです。

番組中の事故で出演者がけがをしたような場合、放送局側に注意義務違反が認められれば、業務上過失致傷罪などが成立する可能性があります。『鳥人間コンテスト』についても、放送局は、放送基準、刑事事件との関係、世論やスポンサーの意向などを総合考慮して打ち切らないと判断しているものだと思います。