東京ホテイソンといえば、2017年から4年連続でM1グランプリ準決勝進出を果たしている実力派芸人。
2020年は決勝進出が決まっており、優勝候補の1組ですよね。
今ノリに乗る東京ホテイソンですが、
実はお笑いのスタイルが”霜降り明星に似てる”と言われているようなんです。
今回は、どちらが先にツッコミで笑いを取っていくスタイルとなったのか
東京ホテイソンがパクった説の真相を徹底調査したいと思います。
東京ホテイソンは霜降り明星やハマカーンの漫才スタイルに似すぎ!?
東京ホテイソンも霜降り明星も、
ツッコミ担当のたけるさん、粗品さんのキレのあるツッコミで笑いを取っていくスタイルで共通しています。
そのようなスタイルは、割と色々なコンビでもあり、一般的なスタイルではありますが
ネットでは、この2つのコンビがとても似ていると言われています。
東京ホテイソンって奴のネタ見たけど霜降り明星のパクリで草
— シェフ (@doubutumuro) December 3, 2020
東京ホテイソンのツッコミと霜降り明星の粗品のツッコミがなんか似てると思うのは俺だけじゃないはず…
どっちも面白いし好きやけど。#東京ホテイソン #霜降り明星 #ツッコミ— ポカポカ太郎 (@f8dkIpD32W8670G) December 13, 2019
霜降り明星のツッコミを見ると東京ホテイソンに似てるなと思っちゃうんだけど、似てるのは、大仰なツッコミだということより、ボケた人ではなくて、客に向かってツッコんでることだよね。共感を求めて。これは、時代?今の人に合わせたもの?
— 平湯あつし (@yoululu) December 12, 2018
また、東京ホテイソンがハマカーンのスタイルに似ている、との声も。
東京ホテイソンのツッコミを見るとどうしてもハマカーンを思いだして切なくなるので無理
— チコリータ (@chicorita) December 2, 2020
どうしても東京ホテイソンのツッコミがハマカーンのパクリに思えてしまう。
マツモトクラブ好き。
— ARASHIC症候群 (@arashi_storm_12) May 13, 2018
もちろん、「全然似ていない」という声も多数ありましたし、それぞれコンビ独自の面白さがあると思います。
ですが、「似てる」と思う人もいるのが現実。
では、特に似ていると言われる、東京ホテイソンと霜降り明星について、どのようにしてこのようなスタイルが完成していったのかを見ていきたいと思います。
今のスタイルは東京ホテイソンと霜降り明星どっちが先?
調べていくと、今のスタイルになったのはそれぞれ以下の時期であることが判明しました。
- 東京ホテイソン…2017年から
- 霜降り明星…2016年から
時系列で見ると、東京ホテイソンの方がスタイルの完成が遅いようです。
詳しく見ていきましょう。
東京ホテイソンは2017年から備中神楽ツッコミへ!
2014年に結成された、東京ホテイソン。
昔の漫才スタイルの動画は見つけることができなかったのですが、
2017年頃には、ツッコミのたけるさんが「い~や○○!!」と、キャッチフレーズ的に、客のほうを向いてツッコミをする
”ツッコミ独特系漫才”が完成されていたようです。
ツッコミがまるでボケのようになっている漫才を見せる東京ホテイソンに中毒者が続出。
2017年6月15日放送 10:50 – 10:51 日本テレビ
実際に漫才を見るとわかりますが、東京ホテイソンのたけるさんの独特な喋り方と動き、これは備中神楽という郷土芸能を取り入れたものと言われています。
ちなみにご本人曰く、大きい声で突っ込んだら備中神楽のリズムになったそうなんですが…。
岡山県の備中地方に伝わる郷土芸能のこと。
備中神楽は、古くから信仰されてきた荒神を鎮魂するのが目的。
日本の原始信仰では、神の分身が人間であると考えられていました。
長生きを祈るために、人のからだに神を呼び戻し、悪霊払いを行う儀式が行われていたといいます。
この備中神楽は、2歳から親戚の影響で始めたそうで、たけるさんは神社庁登録の備中神楽『神楽師』という資格まで持っているそうです。
芸人をやらずに岡山に残っていたら、備中神楽で上に行ってたとのことですから、かなり真剣に取り組んでいたということですよね。
昔からやっていたことが今のスタイルに生きてくるのはとてもいいことですよね。
霜降り明星は2016年から体言止めツッコへ!
霜降り明星といえば、粗品さんの体言止めのツッコミとツッコミポーズが特徴。
こちらも、このようなスタイルになるまでは数年かかり、2016年頃に完成したようです。
まずは2011年、霜降り明星結成時のまだアマチュアだった時のネタがありました。
この時は、今のツッコミスタイルはなく、普通ですね。
こちらは2015年の霜降り明星。
こちらも全くもって普通です。
そして、2016年頃には、ツッコミポーズはないものの、 今の体言止めのツッコミスタイルになっています。
粗品さんは、このスタイルをご自身で”発明”と言うほど、ご自身のスタイルを確立していったようです。
発明を絶対したいなと思ってて。何個かは生んだと思ってます。ツッコミにポーズを必ずつけて、体言止めでツッコむというのは、1個発明ですしhttps://www.excite.co.jp/news/article/OhtaBooks_014845/
また当時、ご自身のスタイルを、他のコンビに模倣されているような意識もあったそう。
もし、模倣しているコンビが先にM-1で優勝したら、自分たちがパクリと言われるのではないか?という焦りもあったそうなんです。
(僕らのようなことを)はよやられるんちゃうか、っていう焦りはありました。正直、劇場で毎日『M-1』の練習をやってたので、無意識に違うコンビが僕のツッコミの感じになってたりするんですよ。そいつに先に『M-1』に行かれたら、結局僕らがパクりっていわれるじゃないですか。それはどうしても避けたかった
https://www.excite.co.jp/news/article/OhtaBooks_014845/
霜降り明星のツッコミが独特なスタイルは、ご自身等で確立していったという意識がとても強いようですね。
東京ホテイソンは霜降り明星のパクリなのか?
このように時系列で見ると、東京ホテイソンの方がスタイルの確立が遅いため、「霜降り明星のパクリ?」とも思えますよね。
では、本当にパクリなのでしょうか。
答えは、ノーです。
理由は3つあると思います。
ツッコミで笑いを取っていくスタイルは定石
そもそも、ツッコミで笑いを取っていくスタイルは、元からあるスタイルです。
一部では、東京ホテイソンがハマカーンにも似てる、と言われていますが、
「ハマカーン」の”ゲスの極み!”というツッコミも、かなりインパクトのあるワードでした。
笑いの取り方は、時代によっても移り変わるもの。
以前のM-1は、ツッコミよりボケに焦点が当たったコンビが増えた時期もあった気がします。
ところが、近年では、霜降り明星のような鋭いツッコミで笑いを取りに行くコンビも目立つようになってきました。
もはやパクリという次元ではなく、1つのスタイルとして
若手の関西代表が霜降り明星、関東代表が東京ホテイソン
というふうにも言えるのではないでしょうか。
厳密には違う笑いの取り方
似ているように思われるスタイルですが、ボケの在り方が微妙に違うんですよね。
東京ホテイソンは、ツッコミがメインで、ボケがフリになっている印象を受けます。
ところが、霜降り明星の場合、ボケのせいやさんの動きや歌など、あくまでもボケがメインのような印象です。
そのため、別に2つのコンビが決して似ている、というわけではないように思います。
東京ホテイソンと霜降り明星は仲良し
また、お互いこの件に関して、いがみ合う事はなく、普通に仲良しです。
パクリ疑惑のことも話していて、お互い別物だと確認しています。
東京ホテイソンのたけるは「(霜降り明星の)粗品とも話して、お互いのツッコミは別のものだと確認した」と、パクリの事実はまったくないと話した。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201812140000271.html
普通に、ご飯にも行くほどの仲でもあるようです。
東京ホテイソンのたけると
霜降り明星の粗品が一緒にご飯行ってるの良いな。— 昼寝とおやつ (@hiruneoyatsu) December 5, 2020
これらのことから、東京ホテイソンが霜降り明星をパクった、ということはないでしょう。
まとめ
今回は、東京ホテイソンのパクリ疑惑について調査しました。
調査の結果、東京ホテイソンの方がスタイルの確立まで時間がかかったようですが、決してパクリではないことがわかりましたね。
これから活躍すること間違いなしのホテイソン。
今後の活躍も期待ですね!
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