女子レスリング50kg級の「須崎優衣(すさき ゆい)」さん。
東京五輪開会式では日本選手団の旗手の1人を務めたことで、注目されている選手です。
今回は須崎優衣さんの学歴と学生時代のレスリングエピソードについて調査しました。

須崎優衣の学歴まとめ
まずは小学校~大学(現在)までの学歴についてまとめました。
- 小学校:松戸市立六実(むつみ)第三小学校
- 中学校:松戸市立六実中学校(1年間)⇒北区立稲付中学校
- 高校:安部学院高等学校
- 大学:早稲田大学
それでは学生時代のレスリングエピソードについて
それぞれ見ていきたいと思います。
須崎優衣がレスリングを始めたきっかけは吉田沙保里
出身小学校は地元の千葉県にある『松戸市立六実(むつみ)第三小学校』です。
須崎優衣さんはレスリングをやっていた父親の影響で、小学1年生の時からレスリングをはじめました。
父親が撮りためていた日本代表の試合のビデオを見て、その時の吉田沙保里さんのタックルにすっかり魅了されてしまったといいます。
松戸ジュニアレスリングクラブに通い、松戸運動公園体育館で練習を重ねてこられました。
小学3年から全国選手権に出場しており、4年生を除き、すべて優勝しています。(4年生は準優勝)
小学生の時からすでに優秀な選手だったんですね。
引用元:スポーツ報知
またこの頃から憧れの吉田沙保里さんを目標に、将来はオリンピックに出場し金メダル獲得を意識し始めたそうです。
須崎優衣は中学から五輪エリート教育うける
小学校卒業後、同じく地元の『松戸市立六実中学校』に入学しました。
引用元:松戸市立六実中学校
この中学には1年生の間だけ通い、2年生の時には”JOCエリートアカデミー”へ行くこととなり東京の『北区立稲付中学校』へ転校します。
こちらは北区立稲付中学校の写真です。
引用元:松田平田設計
JOCエリートアカデミーとは、日本オリンピック委員会が有望な選手を集めてエリート教育を施す全寮制の施設です。
こちらはJOCエリートアカデミーの写真です。
引用元:wikiぺディア
JOCエリートアカデミーでは将来の活躍できる選手を育てるために、
- 考える力
- 競技力
- 知的能力
- 生活力
を、バランスよく向上させることを目標としています。
そのためトップレベルの指導者によるプログラムや、トップアスリートと触れ合い心構えや態度を養います。
他にも共同生活を通してコミュニケーションスキルや社会性、人間性を向上させ、海外でも活躍できるように語学教育や基本的な学力を教え込みます。
アスリートとしての肉体作りや技術面だけでなく、世界に通用するようなコミュニケーション能力や礼儀を学べるのですね。
引用元:サンスポ
また、この施設の寮生活は厳しく、食事や睡眠の管理がされているのはもちろんですが、就寝前に携帯電話を預けたりする決まりがあるのです。
また休日の遠出や恋愛も許可されず、実家への帰省もゴールデンウィークと夏休みのみとなっています。
須崎優衣さんは実家を出てJOCエリートアカデミーに通っていた当時についてこう語っています。
「ちょっと寂しいと思う時はあったけど、悩む暇なんてなかったですね」
この厳しい管理の中レスリングに没頭し、さらに実力を付けられたんですね。
その結果、全国選手権や全国選抜選手権、全日本女子オープン選手権や国際大会などの試合全てで勝ち続け、それぞれ3連覇を達成しています。
さらに中学2年生からはジュニアオリンピックとジュニアクイーンズカップに出場しそれぞれ4連覇、中学3年生の時には世界選手権でも優勝しています。
須崎優衣さんは国内外全ての試合で勝ち続け、数々の輝かしい成績を収めているのですね。
”東京オリンピックの申し子”と言われた高校時代
高校は東京都にある『安部学院高等学校』に入学します。
引用元:高校情報サイト スクルポ
この高校は私立の女子校で、レスリング部の名門校と言われています。
なので須崎優衣さんも通っているJOCエリートアカデミーに所属する選手が多く進学しています。
引用元:iza
須崎優衣さんは高校1年生の時の全日本選手権では準優勝、世界カデット選手権46kg級では優勝をされています。
勢いはとまらず、2年生の時には全日本選抜選手権大会で優勝、国体や世界カデット選手権49kg級などでも優勝と連勝を重ねています。
さらに3年生の時にはアジア選手権や世界選手権と続けて優勝をし、18歳という若さにして世界チャンピオンに輝いています。
勝ち続ける須崎優衣さんは周りから”東京オリンピックの申し子”と言われるほど注目の選手となりました。
早稲田大学に進学し、絶望から夢の切符を獲得
大学は『早稲田大学』のスポーツ科学部に進学した須崎優衣さん。
引用元:東京12大学 オフィシャルサイト
父親と姉も早稲田大学レスリング部の出身だそうで、須崎さんも憧れていた大学だったのですね。
大学に進学してからも世界ジュニア選手権や世界選手権など、さまざまな大会で輝かしい結果を残しています。
引用元:早稲田大学
ですがその後は怪我にみまわれ、さらに世界選手権の直前にはライバルの「入江ゆき」選手に敗れて自力でのオリンピック出場は絶望的となりました。
しかし世界選手権で入江選手がメダルを獲得できず五輪出場枠を逃したため
選考は振り出しに戻ります。
そしてこのチャンスを見事ものにして、東京オリンピックの切符を掴みました。
一時は人生のどん底に陥り『何のために生きていくんだろう』と絶望を味わった須崎優衣さん。
そんな辛い時に家族や友人、レスリング部の仲間達に支えられ、ここまで乗り越えてこられたんですね。

まとめ
今回は須崎優衣さんの学歴やエピソードを調査しまとめてみました。
須崎優衣さんは優秀な選手でありながらも、苦難を乗り越え成長し続けているのですね。
東京オリンピックではぜひ金メダルをとって、満面の笑みを見せてくれることを期待しています。
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