2021年東京オリンピック女子レスリング日本代表に選ばれた「川井梨紗子(かわい りさこ)」さんと妹の「友香子(ゆかこ)」さん。
姉妹揃ってのメダル獲得が期待されています。
そこで今回はレスリング一家と言われる川井梨紗子さん・友香子さんの両親、妹さんについて調査しました。
川井梨紗子・友香子の家族構成まとめ
川井梨沙子さんは5人家族です。
- 父親:孝人さん
- 母親:初江さん
- 長女:梨紗子さん
- 次女:友香子さん
- 三女:優梨子さん
1人ずつ見ていきましょう。
川井梨紗子・友香子の両親も元レスリング選手
川井梨紗子さん・友香子さんの両親について紹介していきます。
川井梨紗子・友香子の父親
川井梨紗子さん・友香子さんの父親の名前は「川井”孝人(たかひと)”」さんで、元レスリング選手です。
父・孝人さんの生年月日は非公開となっていますが、2019年の時に51歳だったという情報があったので2021年現在は53歳と推測します。
1985年の岐阜県西工高校に在学中に、インターハイのフリースタイル65kg級で準優勝しています。
その後は日本体育大学に進学してレスリング部に所属し、さらに実力を付けました。
1989年の全日本学生選手権で優勝をし、同じ年の全日本大学グレコローマン選手権でも優勝という輝かしい結果を残しています。
2つの大会で全国制覇を成し遂げ、『二冠王者』を達成した素晴らしい選手だったのですね。
さらに社会人になった後もレスリングを続け、金沢クラブに所属した父・孝人さん。
2000年に行われた全国社会人オープン選手権・男子グレコローマン97kg級では全国2位という成績を収めています。
父親はレスリング部の監督
父・孝人さんは過去に養護学校の先生を勤めていましたが、現在は”金沢北陵高レスリング部の監督”をされています。
1番右側に写っているのが父・孝人さんです。
父・孝人さんの仕事は他にもたくさんあります。
- 男子フリースタイルの日本代表監督
- 石川県高等学校体育連盟 レスリング専門委員長
- 令和元年JOC杯日本ジュニア選手権大会審判員
- 全国高校体育連盟 レスリング専門部強化委員
など、レスリングに関わる数々の仕事をされているのですね。
父・孝人さんの教え子だった方の話では、
よく私が練習していた高校レスリング部に来てコーチをして下さっていて、よくレスリングの技などを教わりました。
(当時は無茶苦茶怖くて近寄り難い雰囲気がありました…)引用元:行政書士法人 スマイル
威厳のある監督で近寄りがたく、部員からは恐れられていたのですね。
また川井梨紗子さん・友香子さんの両親はレスリングを我が子に強制的にやらせることは全くなかったといいます。
川井梨紗子さんがレスリングを始めたきっかけも父・孝人さんの軽い一言で、
大会あるよ?やってみる?メダル欲しい?
その言葉に、好奇心旺盛な川井梨紗子さんは
うん!
と即答したそうです。
それから1ヶ月レスリングの練習をして大会に出場しますが、結果は初戦敗退でした。
負けたことがとても悔しかった川井梨紗子さんは大泣きしますが、闘争心に火がつき、そこから本格的にレスリングに取り組むようになったとのことです。
もしかすると父・孝人さんは川井梨紗子さんの負けん気の強さを見抜いて、レスリングの話を振ったのかもしれませんね。
家では優しいお父さん
レスリング部の監督としてはとても厳しい方でしたが、家庭では優しい父親だったと言われています。
母親がスパルタ教育をする方なので、落ち込むことが多かった川井梨紗子さん・友香子さん。
そのフォローに回ったのが父・孝人さんで、コンビニに連れて行くなどをして気分転換をさせていました。
辛い思いをしていた川井梨紗子さん・友香子さんにとって、父・孝人さんの存在はとても重要なものだったでしょうね。
両親の的確な役割分担のおかげで姉妹はグレたりすることなく、一生懸命にレスリング生活を送ることが出来たのでしょう。
川井梨紗子・友香子の母親
続いて川井梨紗子さん・友香子さんの母親「川井”初江(はつえ)”」さんについて紹介していきます。
母・初江さんも父親の孝人さんと同じく元レスリング選手で、東京にある『朝日住建日体クラブ』と『菊池道場』の2つのクラブに所属していました。
こちらは母・初江さんの現役時代の写真です。
右から2番目が母・初江さんで、現役時代の成績は以下の通りです。
- 1987年 全日本選手権53kg級 3位
- 1988年 全日本選手権50kg級 優勝
- 1989年 全日本選手権53kg級 優勝
- 1989年 世界選手権 7位
- 1991年 全日本選手権57kg級 2位
1988年・1989年と2年連続優勝をする素晴らしい選手で、女子レスリングの基盤を築いてきた方です。
ですが女子レスリングがオリンピックの正式種目になったのは2004年のアテネオリンピックからなので出場は出来ませんでした。
もし当時オリンピック種目になっていたら、母・初江さんも娘・川井梨紗子さん・友香子さんと同じくオリンピック候補になっていたでしょうね。
また我が子がメダルを獲得することは、オリンピック出場が叶わなかった母・初江さんにとっての夢でもあるのですね。
母・初江さんの現在の仕事は”金沢ジュニアレスリングクラブの監督”をされています。
監督になったきっかけはそのクラブの指導者が来られなくなったからだそうで、母・初江さんが引き継ぐことになりました。
監督となった母・初江さんの指導はとても厳しく、我が子にもママではなく”先生”と呼ばせより厳しく接してきたようです。
我が子のことは褒めずにより厳しくすることが、自分の子にも他の子にも最良の方法だと思ったのですね。
ですが娘・川井梨紗子さん・友香子さんからすればそれはとても辛い経験だったと想像がつきます。
また母・初江さんは食事の面でもサポートをし、好き嫌いなくなんでも残さず食べるように教育しました。
また川井梨紗子さんが全日本選手権に向けて減量する際には、
朝に好物の甘いものを食べさせ、昼は給食、夜は高タンパク低カロリーな鶏の胸肉などでおなかを膨らませるというメニューを組んでいた。
引用元:サンスポ
当時の川井梨紗子さんは中学3年生の食べ盛りの時期だったので減量はとても大変だったと思います。
ですが母・初江さんの色々な工夫と徹底したサポートのおかげで、辛い減量を乗り切ることができたのでしょうね。
母・初江さんは厳しい面もありましたがそのおかげで川井梨紗子さん・友香子さんはメンタルを鍛えられ、結果的に強い精神力を手に入れたのでしょう。
川井梨紗子・友香子の妹
最後に川井梨紗子さん・友香子さんの妹について紹介します。
三姉妹の三女の名前は「川井”優梨子(ゆりこ)”」さんで、川井友香子さんのインスタグラムに写真が投稿されていました。
右から川井梨紗子さん、友香子さん、優梨子さんの順です。
引用元:川井友香子 インスタグラム
三女・優梨子さんもレスリング経験者で、友香子さんと同じ時期にレスリングを始め金沢ジュニアに所属しました。
当時の成績は2011年の中学生時代にジュニアクイーンズカップ37kg級で準決勝に進出、また東京都知事杯37kg級では5位という結果を残しています。
ですがこの大会以降は目立った試合成績がなく、現在はレスリング選手を引退して社会人として働いていらっしゃるということです。
三女・優梨子さんも全国大会に出場するほどの実力をお持ちの方だったのですね。
まとめ
今回はレスリング選手の川井梨紗子さん・友香子さん姉妹の両親や三女について紹介しました。
厳しい教育や練習環境の中、どんどん実力をつけてこられたのですね。
東京オリンピックでのメダル獲得を期待しています。
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